多宝院様 山門塗装工事

ご紹介するのは、浜北区西美薗所在の多宝院様の山門塗装施工です。

多宝院様は、私が生まれ育った地元中の地元で、幼少期からよく知るお寺です。

小さい頃からよく知るお寺の塗装に携われて感慨深い仕事になりました。



施工中も使用される山門のため、安全を重視して通路を確保して足場を作りました。




塗装に入る前には高圧洗浄で長年溜まった、塵や埃などの汚れを洗い落とし、土間の汚れも高圧洗浄を使い綺麗にしていきます。



前回の塗装時、軒天部分がオイルステイン塗装、柱や梁の部分は塗り潰しで塗装してあったため、同じ仕様で仕上げていきます。塗り潰し部分の隙間や、傷んでいる箇所はシーリングや釘打ち補修して、補強をしていきます。




塗装前にはペーパーサンダーによる研磨、サンディングで浮いた塗膜を落としていきます。ムラのない仕上がりのためにも、大事な工程です。




いよいよ塗装作業に入っていきます。木部の塗装は材質、状態を確認しながら、下塗り・中塗り・上塗りと仕上げていきます。細かい作業ですが、仕上りに直結する工程なので塗装職人の腕の見せ所です!




漆喰も経年劣化していたので、今回の工事で漆喰も新しく打ち替えました。





多宝院様の山門塗装が施工完了となりました。建造当時の美しさに加えて、材質を守る塗装を目指し、施工前からプランニングに時間をかけ、塗装ひとつひとつの工程を丁寧に、施工致しました。向こう10年、20年と経年につれ、装いは変化していきますが、その変化がグラデーションとなって馴染み深く、多宝院様の顔となっていきます。

私は塗装を行う建築物がひとつの作品として、自分の技術を最大限いかして、施工主様の想いを形にして、期待以上の仕上がりを目指しています。塗装は施工したら終わりではなく、その後も施工物に関わっていけることに喜びを感じます。今回の多宝院様の施工は、幼少期からよく知るお寺をひとつの作品として携われたことに感謝し、今後も関わっていきたいと思います。


塗装の仕上りだけでなく、塗装後の作品の変化にもこだわりを持つ美装ムラマツをよろしくお願い致します。




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